2022年カタールワールドカップからより人気を増しているサッカーですが、細かなルールが複雑でよくわからないなんて人も多いはず、今回はそんな方に向け、サッカーのルールを初心者でもわかりやすく紹介していきます!
- サッカーのルールがわからない。
- これから始めるために細かなルールを知りたい!
そもそもサッカーってどんなスポーツ?
サッカーとは、11人に分かれた2つのチームが、ひとつのボールを使って互いのゴールに蹴り入れるスポーツです。制限時間内に、より多くのゴールを入れた方の勝利となり、試合時間終了時に同点の場合は、大会やリーグの規定に準拠し、延長またはPK(ペナルティキック)にて勝敗を決定します。
プレーの流れ
キックオフ
ゲームを始める前に、ボールを最初にどちらが蹴るかを決めます。プロではコインの裏表で決めますが、ジャンケンなど簡単な決め方でも構いません。勝ったほうは、自陣のフィールドかボールを蹴るか選ぶことができます。
試合中
プロサッカーの場合、試合時間は前後半各45分、中学サッカーの場合は前後半各30分、高校サッカーでは前後半各40分が基本です。
ハーフタイム
前半戦と後半戦の間に、プロサッカーでは15分、学生サッカーでは10分の休憩が与えられます。これをハーフタイムと言います。
ロスタイム
試合中、プレーヤーの負傷や搬出、交代など、プレー以外のことに費やされた時間をアディショナルタイムといいます。主審はアディショナルタイムを計り、前後半ごとにその分だけ45分に加えて、試合時間を継続させます。これをロスタイムといいます。
延長戦
後半が終わった時点で決着がつかない場合、延長戦としてプロサッカーでは15分、学生サッカーでは10分ずつの前後半戦を行います。延長戦が行われるのは、引き分けがないカップ戦などトーナメント方式の試合になります。
PK戦
延長線でも決着がつかない場合、PK戦などの方法で勝敗を決めます。5本のキックを行なったあと、得点が多い方のチームが勝利します。しかし、5本のキックで決着がつかなかった場合には、どちらかのチームが得点を獲得するまでPK戦は続けられます。
試合終了
試合時間が終了、またはPK戦で勝敗がついた場合試合は終了になります。
試合の勝敗
上記にもあるとおり、サッカーでは、制限時間内に、より多くのゴールを入れた方の勝利となります。ここでは、試合の勝敗に大きく関係してくる、得点とPKについて詳しく紹介していきます。
得点
フィールドの両端にはお互いのゴールがあり、相手のゴールにボールを入れた場合、1点の得点が与えられます。ゴール前には、唯一手が使えるゴールキーパーがいるので、味方と連携してパスを送りながら、ゴールキーパーに捕られないようにすることが重要になってきます。
PK
PK戦とは、試合時間が終わっても得点が同点の場合に行なうものです。まず審判のコイントスで先攻のチームを決めます。そして、キーパーとペナルティキックを行なう選手の1対1の形式により、両チームで交互に5本ずつキックします。5本のキックを行なったあと、得点が多い方のチームが勝利します。しかし、5本のキックで決着がつかなかった場合には、どちらかのチームが得点を獲得するまでPK戦は続けられます。
ルール解説
フィールド説明
競技のフィールドは、全体が天然、または競技会規定で認められる場合は全体が人工の表面でなければならない。ただし、競技会規定で認められる場合、人工と天然素材を組み合わせたもの(ハイブリッドシステム)を用いることもできる。
ゴールエリア
ゴールポストの内側から、5.5m(6ヤード)のところに、ゴールラインと直角に2本のラインを描く。このラインは、競技のフィールド内に5.5m(6ヤード)まで延ばし、その先端をゴールラインと平行なラインで結ぶ。これらのラインとゴールラインで囲まれたエリアがゴールエリアである。
ペナルティーエリア
ゴールポストの内側から、16.5m(18ヤード)のところに、ゴールラインと直角に2本のラインを描く。このラインは、競技のフィールド内に16.5m(18ヤード)まで延ばし、その先端をゴールラインと平行なラインで結ぶ。これらのラインとゴールラインで囲まれたエリアがペナルティーエリアである。
コーナーエリア
コーナーエリアは、それぞれのコーナーフラッグポストから、半径1m(1ヤード)の四分円を競技のフィールド内に描いて規定される。
ボールアウトオブプレー
こうしたすべてのケースでは、プレーは、ドロップボールによって再開される。
スローイン
ラインの外に出たボールが出た場合、再びフィールドの中に戻すプレーである、スローインを行います。スローインの場所は、ボールがタッチラインを越えた地点の外側1m以内。また、足の位置は、タッチラインの外側、あるいはライン上にある必要があり、タッチラインを越えてフィールドに踏み入れてしまった場合はファウルとなり、相手チームにスローインの権利が与えられます。
コーナーキック
守備側プレーヤーが最後に触れたボールが守備側のゴールラインから外に出た場合、攻撃側のプレーヤーがコーナーアークと呼ばれる地点からコーナーキックを行います。
ゴールキック
攻撃側の選手が守備側のゴールラインの外側にボールを出したとき、ゴールエリア内から守備側のキックによって試合を再開するプレーをゴールキックといいます。
競技者
試合は、11人以下の競技者からなる2つのチームによって行われ、そのうち1人は、ゴールキーパーである必要があります。いずれかのチームが7人未満の場合、試合は、開始も続行もされない。1人以上の競技者が意図的に競技のフィールドから出たために1チームの競技者が7人未満となった場合、主審は、プレーを停止する必要がなく、アドバンテージを適用することができる。ただし、ボールがアウトオブプレーになった後に1チームの競技者が7人未満である場合、試合を再開してはならないルール担っています。
キャプテン
キャプテンとは、ピッチ上でのリーダーに選ばれた選手のことを指します。選手の中で年上あるいは経験豊富な選手や、メンタル面で突出している選手、あるいは試合に強い影響を与えることができる選手がチームのキャプテンとなることが多いです。チームキャプテンは通常、腕章を身に付けることで判別できます。
交代
最大5人の交代要員を使うことができ、最大3回の交代回数を使うことができる。これに追加して、ハーフタイムにも交代を行うことができる。また、両チームが同時に交代を行った場合、両チームが交代の回数を使ったとカウントする。
ポジション
サッカーには、フォワード(FW)、ミッドフィールダー(MF)、ディフェンダー(DF)、ゴールキーパー(GK)というポジションがあります。さらに細分化されたポジションもありますが、ここでは省略させていただきます。
プレイ時間
プロサッカーの場合、試合時間は前後半各45分、中学サッカーの場合は前後半各30分、高校サッカーでは前後半各40分が基本です。
ハーフタイム
前半戦と後半戦の間に、プロサッカーでは15分、学生サッカーでは10分の休憩が与えられます。これをハーフタイムと言います。
ロスタイム
試合中、プレーヤーの負傷や搬出、交代など、プレー以外のことに費やされた時間をアディショナルタイムといいます。主審はアディショナルタイムを計り、前後半ごとにその分だけ45分に加えて、試合時間を継続させます。これをロスタイムといいます。
使用器具
試合で使用される器具は、決められた品質・規格のものを選ぶ必要があります。例えばボールなどには、IFABによって承認されたものであることを示しているマークなどが表示されているので、予め試合で使えるのか調べておきましょう。
違反行為(ファウル・反則)
過度な接触
サッカーは体と体が接触する激しいスポーツですが、明らかに必要以上の力を用いて、悪質で危険な場合、ファウルになってしまいます。
ハンドリング
ハンドリングとは、選手が故意に手、または腕でボールに触れる反則のことです。審判がハンドリングかどうかを判断する際には、選手の手の動き・位置、競技者とボールの距離などを考慮します。
オフサイド
オフサイドとは、パスを出すときに、パスをされる人の前に必ず敵の選手が2人以上いなければならないというルールです。しかし攻撃側がディフェンスラインの裏に向かってパスを出した場合、パスを受ける側が相手チームよりオフサイドポジションにいなければ、適用されません。
退場
悪質なファウルや暴言、試合の進行を妨げるなどの行為をした場合、審判は試合の秩序を保つために退場を命じることがあります。
イエローカード
イエローカードとは悪質なファウルに対する警告を示すカードのことで、同選手が2枚提示された場合は退場となります。
レッドカード
レッドカードとは、サッカーの試合中に特に悪質な不正行為を行なったものに出されるもので、レッドカードを受けた選手は退場させられてしまいます。1試合にイエローカードを2枚受けてレッドカードとなる場合と1発でレッドカードになる場合の2パターンあります。
違反後のプレー再開
違反や退場時は、プレーを一時的にとめ、対処をする必要があります。その後のプレー再開にはいくつか種類があるため各種解説していきます。
フリーキック
直接および間接フリーキックは、競技者、交代要員、交代して退いたもしくは退場となった競技者、またはチーム役員が反則を行ったときに相手チームに与えられます。
ペナルティーキック
競技者が自分のペナルティーエリア内で、直接フリーキックとなる反則を行った場合、ペナルティーキックが与えられます。ペナルティーキックから直接得点することもできます。
ドロップボール
競技のフィールドの内外にかかわらず競技者が外的要因に対して反則を行い、主審がプレーを停止したならば、主審の承認なく競技のフィールドから離れたことで間接フリーキックが与えられた場合を除いて、プレーはドロップボールで再開されます。
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